梅干しと共に漬け込んだ赤紫蘇は、梅に鮮やかな色を与えるだけでなく、独特の香りを楽しむことができます。
この赤紫蘇はそのまま食べても、ご飯の上に振りかけても、または料理に加えても風味を引き立てます。
特に便利なのは、これをふりかけにすることです。
この記事では、赤紫蘇ふりかけのつくり方を紹介します。
赤紫蘇ふりかけを作るための準備
ここでは赤紫蘇ふりかけの基本的な作り方についてご紹介します。
材料について
梅酢に漬け込んだ赤紫蘇
必要な道具
・木製の箸
・食品用ビニール手袋もしくは、ビニール袋(厚手の物)
・水を切るためのざる(金属製は避ける)
・ざるの下に置く皿(ボウルでも可)
・乾燥用のざるなど (金属製は避ける)
・赤紫蘇を細かくするための道具 (すり鉢、フードプロセッサー、ミルなど)
赤紫蘇ふりかけの作り方
まずは製造工程を簡単に見てみましょう。
製造工程:
1.赤紫蘇の絞り
2.赤紫蘇を太陽の下で乾燥させる(天日干し)
3.乾燥した赤紫蘇をふりかけに加工
この工程は思った以上にシンプルで、簡単に作ることができます。
赤紫蘇の水分を絞る工程
赤紫蘇は元々梅酢に浸されているため、最初にしっかりと水分を取り除くことが必要です。
通常、菜箸を使って水分を絞りますが、これは少々手間がかかります。
そこで、ビニール手袋を使って効率的に水分を絞ります。
この梅酢は他の用途にも使えますので、できるだけ無駄にしないようにしましょう。
ビニール手袋は、厚手のものが最適です。
◎赤紫蘇の水分を絞る手順
①赤紫蘇を容器から取りだす際に、菜箸を使って赤紫蘇を引き上げます。
②ビニール手袋を使って赤紫蘇を絞ります。
③絞った赤紫蘇をざるに上げておきます。
赤紫蘇を天日干しする工程
絞った赤紫蘇を天日干しします。
晴れが続く日に行い、乾燥状態に応じて干す時間を調整します。
完全に乾くまで干し続けます。
◎赤紫蘇を干す手順
- 絞った赤紫蘇をほぐします。
- 干しザルに並べます。
- 天日で干します。
- 赤紫蘇の乾燥状態を確認します。
- 完全に乾くまで干し続けます。
- 乾燥した赤紫蘇を取り込みます。
【赤紫蘇の乾燥方法】
- 赤紫蘇のほぐす
赤紫蘇は手でやさしくほぐし、葉を広げておくと、乾燥が早まります。
この状態で処理することで、後でのふりかけ作りが容易になります。 - 干すザルへ並べる
赤紫蘇を乾燥用ザルに並べるときは、葉が重ならないように気をつけます。 - 天日干し
良い日当たりと風通しの場所で、ザルを置くか吊るして干します。 - 赤紫蘇の状態チェック
定期的に赤紫蘇の乾燥具合を確認します。
日が暮れると湿気が発生しやすいため、まだ乾いていない場合は、ビニール袋などで一時的に置いておき、後日再度干します。 - 完全な乾燥
赤紫蘇が完全に乾いてパリパリになるまで干し続けます。
もし柔らかい部分が残っている場合は、さらに乾燥を続けます。 - 取り込み
完全に乾燥した赤紫蘇は、触れるだけで簡単に割れる状態になります。
この状態になったら十分に乾燥していると判断し、ザルから取り込みます。
乾燥した赤紫蘇をすぐにふりかけに加工する場合は次の工程に進みましょう。
新鮮に乾燥した赤紫蘇は粉状にするのが容易です。
乾燥した赤紫蘇をふりかけに加工する方法
乾燥した赤紫蘇を細かいふりかけにします。
この作業は赤紫蘇が十分に乾燥している時が最適です。
理想はパリパリとした感触です。
赤紫蘇は湿気を吸収しやすいので、乾燥した状態で素早く加工することが重要です。
すり鉢、フードプロセッサー、ミルなどを使えば、乾燥した赤紫蘇を細かい粉末状に加工できます。
ふりかけ状に細かくする方法
【すり鉢の使用】
乾燥した赤紫蘇をすり鉢で強くすって細かくします。
赤紫蘇をしっかりと乾燥させておくと、茎やその他の繊維質の部分もスムーズに細かく刻むことができます。
粉状になったものは容器に移し、残りはさらに擂るか、そのまま使います。
【フードプロセッサーやミルの使用】
乾燥した赤紫蘇を適量入れて加工します。
操作は簡単で、好みの状態になるまで行います。
コーヒーミルを使うこともできます。
量が多い場合は数回に分けて行いますが、これはとても速く処理できるため便利です。
以上が赤紫蘇を乾燥させ、ふりかけに加工するための方法です。
完成後は、密閉できる容器に入れ、湿気を防ぐことが大切です。
お伝えした手順はシンプルで、赤紫蘇が十分に乾燥していれば、比較的簡単に美味しいふりかけを作ることができます。
これをご飯の上に振りかけたり、料理の風味付けに使ったりすると、食事が一層美味しくなります。
細かくする道具がない場合の対策
赤紫蘇を細かくするための専用の道具がなくても、赤紫蘇を十分に乾燥させることで対応できます。
赤紫蘇が完全に乾いてパリパリになると、手で簡単に砕くことができます。
ただし、塊になりやすい部分は砕きにくいため、干すときには葉を広げて薄くするように注意が必要です。
乾燥した赤紫蘇は、すぐにビニール袋に入れて外側から揉んで細かくすると良いです。赤シソは湿気を吸いやすいので、乾燥しているうちに素早く処理することが重要です。
まとめ
赤紫蘇を活用した梅干しは、その鮮やかな色と独特の香りで食卓を彩ります。
この記事では、梅干しとともに漬け込んだ赤紫蘇を使って、風味豊かなふりかけを手軽に作る方法を紹介しました。
梅酢に浸された赤紫蘇を適切に乾燥させ、細かくすることで、ご飯のお供や料理のアクセントとして楽しむことができます。
このシンプルながら効果的な加工方法は、赤紫蘇の風味を最大限に生かし、日常の食事を一層豊かにします。
赤紫蘇ふりかけは、食卓に新たな味わいを加えるだけでなく、家庭での食材の有効活用にも役立ちます。
ぜひこの記事を参考に、赤紫蘇の魅力を再発見し、美味しいふりかけ作りに挑戦してみてください。